TAKAO 599 MUSEUM

高尾山の宝物たち

豊かな植生を誇る高尾山には、これまで紹介した生き物たちの他にも、宝と言える生き物が多数生息しています。ここでは、地味な外見に反して綺麗な鳴き声が特徴的なカジカガエルや宝石のような鮮やかな黄緑色が美しいワキグロサツマノミダマシなどを紹介します。

ワカバグモ
ワカバグモ カニグモ科
北海道、本州、四国、九州に分布。平地から山地の雑木林や緑地に生息する。
都市部でも植物の多い場所でよく見られる。
体色はその名が示すように、若葉のような鮮やかな緑色。姿を見せるのも、5~6月の若葉のころからが多くなる。
成熟したオスは頭胸部の前方や脚の基部が赤みがかる。
メスは全身が緑色のまま。日中に、樹木や草の葉の上で獲物を待ち伏せし、近くにきたハエやハムシなどの小型の昆虫を捕らえて食べる。
前のニ対の脚が長く、それを左右に大きく広げた姿がカニを思わせることから「カニグモ科」というグループに分類されるが、その多くの種類は腹部がまるい形をしているのに対し、腹部が細長い。


体長|メス約9~12ミリ、オス約7~11ミリ
季節|4~10月頃
※高尾山公式アプリからの引用
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