TAKAO 599 MUSEUM

高尾山の宝物たち

四季折々の美しい草花を閉じ込めたアクリル封入展示や、多種多様な昆虫を一同に並べた巨大標本展示。さらには、動物剥製を壁面に配し、ムービーとともに高尾山の魅力をダイナミックに魅せる「NATURE WALL」など、TAKAO599MUSEUMには、豊かな環境の中で生活を営む生物たちにいつでも出会える、工夫を凝らした展示を常設しています。

ラミーカミキリ
ラミーカミキリ カミキリムシ科
関東より西の本州、四国、九州と、対馬、隠岐、種子島などの島に分布。平地から山地の雑木林やその周辺の緑地などに生息する。外来種で、江戸時代末期に中国から輸入された植物ラミー(イラクサ科)にくっついて、当時の貿易地の長崎県入ってきたといわれる。分布域が徐々に北上してきており、これは温暖化の影響とされている。体には白緑色の地色に大きな黒い斑点模様が入り、色合いが美しい。かつては高尾山にはいなかったが、1990年代の前半ごろから見られるようになり、今では5月から8月頃にもっともよく見かけるカミキリムシのひとつとなった。日中に活動し、飛びまわりながら餌となるラミー、カラムシ、ヤブマオ、シナノキ、ムクゲといった植物の葉や茎などを食べる。幼虫は成虫と同じ植物の茎や根を食べて成長する。

体長|約10~20ミリ
成虫の出現期|5~8月頃
※高尾山公式アプリからの引用
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