TAKAO 599 MUSEUM

高尾山の宝物たち

東京都心の近くにありながら、周辺によく見られるスギ・ヒノキなどの人工林だけでなく、自然林が広く残る高尾山。南側斜面にはカシなどの常緑広葉樹林、北側斜面にはブナなどの落葉広葉樹林が広がっています。 こうした多様な植生を餌や棲みかとして、生息が広く知られるムササビやニホンリスなど、数十種類の動物たちが暮らしており、彼らの姿を探しながら歩くのも高尾山の楽しみ方の1つです。

アブラコウモリ
アブラコウモリ ヒメコウモリ科
北海道を除く日本各地に分布。
中国や朝鮮半島、台湾にも分布している。
東京の都心でも夕闇迫るころ、不規則に方向を変えながら飛ぶコウモリの姿を見るが、それはほぼアブラコウモリといっていい。
別名「イエコウモリ」が示すように、数十頭単位の集団で民家の天井裏などに棲みつく。
都市部では線路の橋げたの少しの隙間や道路の高架下などが絶好のすみかとなっている。
夜行性で、まだ薄明かりの残る夕刻から活動し始め、河原や草むらなどを目指し、蚊などの小型昆虫を捕食する。
また、オスとメスで寿命に違いがあり、オスは1年ほどであることが多く、メスは6年程度といわれている。

体長|約4~6センチ
季節|4~10月頃
※高尾山公式アプリからの引用
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