TAKAO 599 MUSEUM

高尾山の宝物たち

数多くの野鳥と出会えるのも高尾山の醍醐味の1つです。その数は、100種類以上にのぼり、まさに高尾山は鳥たちの楽園、日本の代表的バードウォッチングスポットと言えます。繁殖や越冬のために渡ってくる夏鳥・冬鳥や高尾山に棲みつく留鳥たちが、求愛や縄張りを主張するため美しくさえずる姿など、さまざまな野鳥の生態を目と耳で楽しめます。

ツミ
ツミ タカ科
日本で一番小さなタカ。
九州より北で暮らすツミは、
夏鳥(なつどり:ある地域に春から夏に渡来して繁殖し、秋に南方へ渡る鳥)のように秋になると東南アジアなどに渡って冬を越す。
山地の林で暮らしているが、最近は市街地の小さな林でも繁殖する。
本州には、3月から4月にやってきてペアで行動する。
体全体は青みがかった黒色。
オスは胸がオレンジ色で瞳の周囲が赤く、メスは胸が灰色で瞳の周囲は黄色い。
主食は小鳥類で虫も食べる。
林の中をたくみに飛びながら、小鳥を追いかけて捕まえる。
繁殖期には、木の上を飛びながら「ピョウ、ピョウ、ピョピョ」と早口でさかんに鳴く。
5月から8月頃、木の上に小枝を重ね青葉のついた針葉樹の枝を敷いた巣をつくり、1回におよそ3~5個の卵を産む。

大きさ|オス約27センチ メス約30センチ
季節|3月~10月頃
留鳥(りゅうちょう:年間を通じて同じ場所に生息する鳥)
または
漂鳥(ひょうちょう:ある地域内で季節によって居場所を変える鳥)

鳴き声を聞く

※高尾山公式アプリからの引用
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