TAKAO 599 MUSEUM

高尾山の宝物たち

数多くの野鳥と出会えるのも高尾山の醍醐味の1つです。その数は、100種類以上にのぼり、まさに高尾山は鳥たちの楽園、日本の代表的バードウォッチングスポットと言えます。繁殖や越冬のために渡ってくる夏鳥・冬鳥や高尾山に棲みつく留鳥たちが、求愛や縄張りを主張するため美しくさえずる姿など、さまざまな野鳥の生態を目と耳で楽しめます。

ミゾゴイ
ミゾゴイ サギ科
夏に日本だけで繁殖するサギの仲間。
低い山の沢沿いのうす暗い林で、ペアか単独で暮らす。
体は濃い茶色でオスとメスは同色。
日中は茂みの中で休んでいることが多く、夕方になるとエサ場となる小川やため池へ飛び立ち、ミミズ、ザリガニ、カエル、魚を食べる。ミゾゴイは、危険を感じると、くちばしを上に向け、直立してじっとする行動をとる。
これは自分の体を木の枝のように見せる擬態(ぎたい)と考えられている。
5月から7月の繁殖期、オスは「ボーボー」と太い声でゆっくりと繰り返し鳴きメスを誘う。
沢につきだした枝に小枝を重ねて皿形の巣をつくり1回におよそ4~5個の卵を産む。
子育ての夏を終えると東南アジアに渡って冬を越す。

大きさ|約49センチ
季節|4月~9月頃
夏鳥(なつどり:ある地域に春から夏に渡来して繁殖し、秋に南方へ渡る鳥)
※高尾山公式アプリからの引用
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