TAKAO 599 MUSEUM

高尾山の宝物たち

豊かな植生を誇る高尾山には、これまで紹介した生き物たちの他にも、宝と言える生き物が多数生息しています。ここでは、地味な外見に反して綺麗な鳴き声が特徴的なカジカガエルや宝石のような鮮やかな黄緑色が美しいワキグロサツマノミダマシなどを紹介します。

カジカガエル
カジカガエル アオガエル科
本州、四国、九州、五島列島に分布。
川の上流域から中流域及びその周辺の森林に生息している。
体色は灰色から茶褐色で暗色の斑紋があり、主な生活場所である河川の石の上などでは保護色となり、じっとしていると見つけるのが難しい。
カエルのなかでも特筆すべき美声の持ち主とされ、「フィフィフィフィ、フィー」といった鳴き声は古くから人々に愛されてきた。
これが鹿の鳴き声に似ているというので「河鹿(かじか)」の名がある。江戸時代には盛んに飼育され、「河鹿かご」という飼育器具も作られた。
雌雄の体格差が大きく、メスの体長はオスの2倍ちかくある。

※ここでは、「斑点」は点状の模様、「斑紋」はある程度大きな模様を指しています。

体長|約5~7センチ
季節|4~10月頃
※高尾山公式アプリからの引用
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