TAKAO 599 MUSEUM

高尾山の宝物たち

四季折々の美しい草花を閉じ込めたアクリル封入展示や、多種多様な昆虫を一同に並べた巨大標本展示。さらには、動物剥製を壁面に配し、ムービーとともに高尾山の魅力をダイナミックに魅せる「NATURE WALL」など、TAKAO599MUSEUMには、豊かな環境の中で生活を営む生物たちにいつでも出会える、工夫を凝らした展示を常設しています。

キンミズヒキ
キンミズヒキ バラ科
山野の草地や道端など、やや湿り気のあるところに生える多年草(複数年のあいだ育成する植物)。茎はまっすぐにのび、毛が密生する。茎の先の葉の脇から約10~20センチの細い穂を出し、小さな黄色い花をたくさんつける。花穂(かすい:小さな花が集まって穂のようになったもの)の姿を包み紙に掛ける金色の水引に見立てて、その名が付けられた。花の直径は約0.7~1センチで、花びらは5枚。下から上へと咲いていく。葉は卵形で長さ約3~6センチ。鳥の羽のように並ぶ5~9枚の葉がひと組で、茎に互い違いにつく。裏面には腺点(せんてん:分泌物を出す小さな穴)が多く、ふちに鋭い鋸歯(きょし:葉のふちにあるノコギリの歯のようなギザギザ)がある。花が終わると長さ3ミリほどの種をつける。実はかぎ状のとげがたくさんついた萼(がく:花の外側にある、葉の変化した器官)に包まれ、動物や衣服にくっついて運ばれる。

季節|7月下旬~9月下旬頃
高さ|約50センチ~1メートル
場所|3号路、裏高尾、奥高尾
※高尾山公式アプリからの引用
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