TAKAO 599 MUSEUM

高尾山の宝物たち

四季折々の美しい草花を閉じ込めたアクリル封入展示や、多種多様な昆虫を一同に並べた巨大標本展示。さらには、動物剥製を壁面に配し、ムービーとともに高尾山の魅力をダイナミックに魅せる「NATURE WALL」など、TAKAO599MUSEUMには、豊かな環境の中で生活を営む生物たちにいつでも出会える、工夫を凝らした展示を常設しています。

ヤブレガサ
ヤブレガサ キク科
丘陵から山地の雑木林に生える多年草(複数年のあいだ成育する植物)。4月中旬、地面から芽吹いた若葉の姿が、破れた傘をすぼめたように見えることから、その名が付けられた。はじめは根生葉(こんせいよう:茎の根もと近くから生える葉)が1枚だけだが、株が大きくなると長い花茎(かけい:葉をつけずに花だけをつける茎)をのばして、直径1センチほどの花をつける。花は頭花(とうか:筒状の小さな花が密生して、ひとつの花に見える花)で、白色または淡い紅色。先が5つに裂けた筒状花(とうじょうか:中央に密集する、花びらのつかない筒状の花)が7~13個ほど集まって咲き、つき出している雄しべがよく目立つ。葉は円形で、直径約35~50センチ。手の平のように深く裂け、長い柄(え)がある。若葉のころは綿毛が生えているが、成長するとなくなる。若葉はゆでて水にさらし、和えものや酢の物、汁の実などに、またはそのまま天ぷらにして食べられる。

季節|6月下旬~10月中旬頃
高さ|約50センチ~1メートル
場所|1号路、3~5号路、裏高尾、北高尾
※高尾山公式アプリからの引用
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