TAKAO 599 MUSEUM

高尾山の宝物たち

東京都心の近くにありながら、周辺によく見られるスギ・ヒノキなどの人工林だけでなく、自然林が広く残る高尾山。南側斜面にはカシなどの常緑広葉樹林、北側斜面にはブナなどの落葉広葉樹林が広がっています。 こうした多様な植生を餌や棲みかとして、生息が広く知られるムササビやニホンリスなど、数十種類の動物たちが暮らしており、彼らの姿を探しながら歩くのも高尾山の楽しみ方の1つです。

ニホンリス
ニホンリス 展示されている動植物
本州、四国、九州に分布。
ただし、九州および中国地方では生息環境の悪化でほとんど見られなくなっている。
低山の森林に生息し、主に樹上で生活するが地上におりることも多い。
樹木の空洞状になったところや木の幹に小枝やコケなどで球状の巣を何カ所か作り、そこをねぐらにする。
活動が活発になるのは早朝と夕刻だが、日中に山道などに現れることもある。
木の実や木の芽などを食べ、冬の間の食料を確保するためにドングリなどを地中に大量に埋めて貯蔵する。
長くてふさふさした尾がよく目立ち、ドングリやクルミをもって食べる様子はとてもかわいらしい。
時に十数メートルも跳躍し、木の枝から枝へ移動することもある。

体長|約20センチ前後
季節|通年
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