TAKAO 599 MUSEUM

高尾山の宝物たち

四季折々の美しい草花を閉じ込めたアクリル封入展示や、多種多様な昆虫を一同に並べた巨大標本展示。さらには、動物剥製を壁面に配し、ムービーとともに高尾山の魅力をダイナミックに魅せる「NATURE WALL」など、TAKAO599MUSEUMには、豊かな環境の中で生活を営む生物たちにいつでも出会える、工夫を凝らした展示を常設しています。

ミヤマシキミ
ミヤマシキミ ミカン科
山地の林内に自生する常緑低木(じょうりょくていぼく:年間をとおして緑の葉をつける、高さがおおむね3メートル以下の木)。高尾山ではモミ林などの尾根すじに多く見られる。山に生え、枝葉の姿がシキミ(シキミ科)に似ることからその名が付けられた。葉は長さ約4~9センチ、幅約3~5センチの楕円形で、枝先に集まってつく。質感は革のようでかたく、表面は光沢があり、腺点(せんてん:分泌物を出す小さな穴)がまばらに見られる。開花の時期は3月から5月頃で雄株と雌株がある。枝先から花序(かじょ:花をつけた茎)を出し、直径約1センチの白い花を密につける。花が終わると直径約5~8ミリの球形の実をつけ、中には種が1個あり、光沢のある赤色に熟す。全体にシキミアニンという有毒成分を含んでいるが、特に実に多い。誤って食べると痙攣をひきおこすので注意が必要である。

高さ|約1~1.5メートル
場所|1号路、3~4号路、稲荷山
※高尾山公式アプリからの引用
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